ここ2週間のあいだに、
穂がぐんと上がってきました。
出穂(しゅっすい)期
(半分くらいの穂が出穂した時期)と
いえるのではないかと思います。
田植えは5月30日なので。
77日目になります。
ちなみに稲刈りまでは、出穂後40日とのこと。
この間のやわらかなお米が、スズメがだいすき。
舞岡公園では、スズメからお米を守るために、
毎年ネットかけをしています。
ただ、ネットかけをすると、田んぼに集まる生きものたちの出入りが
難しくなったりもします。
ネットかけは、みんなで息を合わせて行う作業。
その面白さもだいすきです。
以前の記事→
ネットかけに想う
ネットかけにもいろんなコツがあります。
上手にネットを張ること、生きものに負担をかけない張り方を心がけます。
いろいろに心を配る作業のひとつひとつでありたいと思います。
まず、畦の草刈りをしっかりします。
杭を打ちます。杭は針金をかけたときに
ひっぱられるのを見越して
少し外側に向けて打ち込むのがポイントです。
杭に針金を巻き付けます
杭に針金を巻くときは
針金が動かないように
針金をかませて巻きます
針金を杭一周まわしたら、
何本か向かいにある杭に針金を渡し
ネットを張る
どちらにネットを余らせるか
ネットに余計な負担をかけないように..
いろんなポイントがあります。
ネットのまんなか
(=だいたい田んぼのまんなか)の
針金の交点に、
竹を下(田んぼ)から差し込んで
固定します。
竹の先は針金がかみやすいように
切り込みが十字にいれてあります。
ネットの色は、ゆいまる田はオレンジ色。
オレンジ色は、見た目には目立たずよいです。
が、他の色(青色ネット)に比べ、
生きものが気づかずかかってしまいやすいようです
田んぼの中央を竹で針金をかませて持ち上げるのも、
ネットをたるみ少なく、
スズメがのってネットをたるませたりするのを防ぐのに大切ですが、
生きもの(特にカブトムシ)がかからないように、
あまり高低差をつけないで、竹を上げておくのがポイントです。
ネットの裾は、
セイタカアワダチソウの茎を
畦にさして止めます
ネットが張れました。
いろいろに心を配る作業の先、
ゆいまーる田、よくできました♪