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ゆいまーる

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3月25日

23:00記 ※その後内容を変更更新しています

<放射性物質>雑草からセシウム265万ベクレル/3月24日 毎日jp
福島第1原子力発電所から北西約40キロの地点で、
20日採取した雑草から1kg当たり254万ベクレルの放射性ヨウ素、
265万ベクレルの放射性セシウムを検出したと発表。

(ゆきんこ記)
2540000Bq/kg !!
びっくりする値です。
これを考えてみると、20日での値(また後日発表...)ということで、
原発の事故が起き、
12日に1号機が蒸気を放出したのが放射線物質の広がりの始まりと考えると、
8日後の値になります。
8日間浴び続けた(放射線物質が放出され続けた)と仮定します。

まず、Bq(ベクレル)をμSv(マイクロシーベルト)へ換算してみます。

ベクレル(/kg)×摂取量(体内取り込み量 kg)×0.01×線質係数
=被ばく線量(μSv マイクロシーベルト)

放射性ヨウ素の線質係数は、1.4

雑草なので食べるわけではないけれど、100g摂取したとします。
放射性ヨウ素の場合
2540000(bq/kg)×0.1(kg)×0.01×1.4(放射性ヨウ素の線質係数)
=3556(μSv マイクロシーベルト) になります。

その草を100g食べると
身体の中に入り、それが全て身体に吸収されるとすると、
3556μSv(約3.5mSv)の被ばく(内部被曝)をしたことになるということになります

ここで考えたいのは、
この草は危険、ということではなく、草は人のように避難できないわけです。
それは、その土地の動かざる犠牲者のようです。
人も同じように居続け、雨を浴び続けていたら、
多大な被ばくを受けるということになるのです。

ベクレルとシーベルト、いろいろな単位が出て来て実態がみえにくくもなりますが、
(最近)なじみ深いシーベルトでみると、こうしてみえてくるものもあります。
自然界から浴びている放射線量は、2400μSv(0.27μSv/h)です。
一年間に浴びてよい放射線量は、1000μSvです。
(内部被ばくと外部被ばくになるので、一概に比べられないとは思います)

ベクレル(Bq)、シーベルト(Sv)計算・換算ツール
(便利なものを作っていただきアリガトウ!)
※このツールは、上記の換算式より、他も勘案して作られていて、出た値が違います...
(より多い値が出てくる)
また、他のサイトでも、換算式が異なり、その結果ずいぶん違う値になります。
どっちが合っているのか、わからなくなってきます?? 今後も調べてみます。
私の上記の計算は、
先日原子力資料情報室での崎山さんが言っていた換算式を用いています。


ただ今回の発表でいえることは、食べないから影響はない、というのではなく、
自然界に与えている影響も大きいということです。
自然(生きもの)は、自然界にある放射線物質は、受け入れることができます。
ですが、人間が作り出した放射性物質を受け入れることはなかったことです。
しかし、受け入れざる負えなくなった。
その結果、自然がどうなるのか、まだわかりません。

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後藤さん(元・原子炉格納容器設計者)出演TV
INsideOUT(BS11デジタル)
YouTubeでみれます。

INsideOUT3/23(水)「危機的事態!!どうなる福島原発事故」
このあと、2、3と続きます(計40分位)。

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19:00記

原子力資料情報室
日本外国特派員協会 記者会見 Live


・崎山さんの話
どう汚染が広がるかというシミュレーション。ドイツの気象庁が発表したもの。
日本では年間7億かけてるSPEEDI(スピーディ)でできる。
本当は日本でシミュレートして発表しないといけなかった。

・上澤さんの話
放射性物質はクリプトン、キセノン、ヨウ素、セシウム。
観測されているものはこれら希ガス。
実際原子炉内に何百という物質が出ていると思っている。

・ヨウ素やセシウムも燃料破損しないと出ない物質。
温度が高い状態が続くと各種の物質が出る。

・後藤さんの話
この状態が暫く続くと予測している。


(ゆきんこ付けたし)
ドイツの気象庁のシュミレーションをみると、
放射線物質が、広く海へと流れている様子が予測できます。
こういったシュミレーションは、これまで報道でみることはありませんでした。
崎山さんが話していたように、その技術が日本にないわけではありません。
3月23日に、原子力安全委員会による
SPEEDI(緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム)
の試算が発表されました。
(ほんとうに、スピーディな対応をしてほしいと思います...)
この試算の図をみると、半径30kmという円を描いて避難する、ということが
地域住民の安全を必ずしも守れるものではないことがわかります。
図は、放射線物質の広がりは、山などの地形、風向きなども考慮し、
避難範囲を示さなければならないということを示しています。
各地のモニタリングポストの値からみてもそれは、わかることです。

実際に、半径30kmの避難としたことで、
30kmボーダー区域に居住する人たちは、放射線物質の値が高くても、
政府からの指示がないために普通の日常生活を送っている状況もあります。
(自主避難している人も多い)
早く政府としての、ほんとうに正しい避難指示をするべきだと思います。
by yuima-ru_tanbo | 2011-03-25 19:22 | 「ゆいまーる」からのお知らせ