いよいよ稲架からはずした稲束たちは、
籾に包まれたお米粒になります。
「ゆいまーる」
はじめての実り
自然の恵みに感謝!
足踏み脱穀機の
ペダルをリズムよく踏んで、
稲束をしっかり持って、
先の稲をはずしていきます。
稲穂の先を向きを変えながらあてて、
引き込まれないようにするのがコツ。
藁くずが舞わないように
ゴザをかけています
がらんがらんがらん...
大きな音がひびきわたります。
脱穀機をかけたあとの
稲束にまだついている籾粒を
一粒一粒手でとってゆきます。
ケースにたまった、稲穂(花序)。
藁もだいぶ混ざっています。
穂軸からはずれていないものなども、
手作業での脱穀、選別をします。
脱穀機をかけて、ケースにたまった
籾たちも、まだ穂軸や、藁が混ざっているので
ふるいにかけて選別してゆきます。
時間のかかる根気のいる作業です。
たくさんの人の手がいる作業です。
一粒一粒大切なお米です。
脱穀機をかけて、手作業で選別したものを
次は、唐簑(とうみ)という昔ながらの機械にかけます。
唐簑は、古い木製のものと、鉄製のものがあるのですが、
断然、使い込まれて丸みを帯びた木製のものが美しいです。
今回は鉄製のものを使いました。
構造を新しい鉄製の方が、木製の昔ながらの造りを受け継いでいるのが
なんだか微笑ましいです。
先人の知恵は素晴らしいです。
木製の唐簑については、コチラ→土の会2006.10「脱穀」
隙間を調節し、
籾が落ちる時にハンドルを回して
風を起こします。
弱すぎず 強すぎず
受けに入れて、落ちてゆく籾。
風の力で、
軽い米、重い米がわけられてゆきます。
↓選別されてたまってゆく籾 ↓風にとばされた藁や軽い実つかずの籾
きれいに分けられたお米です。
ヤッター!
12キロずつ袋づめにします
ゆいまーるの2007の収穫量は、
22.8キロとなりました。(面積66㎡)
去年(2006)は、17.5キロだったそうなので、
去年よりも収量増となりました。(2005年は25.5キロ)
穂をはずした藁は、
はかま(葉の部分)をとって、
大事に保管。
わらじなど藁細工の材料にします。
細かい藁は、
田んぼに入れて肥やしにします。
無駄なものはなにひとつありません。
実りの作業は、私たちにつながる食べものの大切さを、実感をもって想う作業です。
シートにこぼれていたりする、ひと粒ひと粒のお米も大切に集めます。
だって、私たちが育てたお米だもの。
本来、食べものはどれも、
そんないのちの物語をもっている。
そのことを感謝を感じながら、
身近に思えていられるように
体感を大事にしてゆきたいと
「ゆいまーる」一年めを思うのでした。
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「ゆいまーるで脱穀体験」