稲は、
太陽の光を浴びて、
ぐんぐん育っています。
8月1日あたりに、水抜きをして(1週間)、
再び、水を入れた田んぼです。
これから9月の水抜きまでは、
水を入れて管理します。
→
1本植えは、11本に分けつしました。
茎が太いです
1本植えの茎は太くて、
分けつの数もまずまず。
3、4本植えでは、
あまり分けつ数が変わらないこともわかります。
↓3本植えは、14本 ↓4本植えは、15本(茎がほそい)
8月は出穂のころ。
穂が出てきて、
白い小さな花が咲いています。
花は、午前中の1、2時間のあいだに
受粉します。
ひと粒ひと粒、籾が開いて
中から雄しべが伸びてきて、
花粉を風に飛ばします。
中には、雌しべがあって
受粉がすむと、
いよいよ「お米」になります。
(写真は、もう閉じたお米。
白いのは雄しべが残っている状態)
まだ柔らかいお米たち。甘い白色のミルクの状態です。
スズメはこの柔らかいお米が大好き。
...というわけで、スズメよけのネットかけをします。
まずは、草刈り。
一ヶ月で
びっくりするほど、伸びている畦草。
刈った草は、
リヤカーいっぱいになりました。
田んぼのまわりに
9本の杭を打ち込みます。
杭が割れないように、ボロ布をかけ、
掛矢で、杭をたたきます。
いい音がひびきます。
よく打ち込めている証拠。
杭に針金を巻き付けていきます。杭を一周したら、こんどは対角線に張っていきます。
一辺からネットをかけていきます。
田んぼのかたちと相談しながらの
ネットかけは、コツのいる作業です。
去年破けたネットの穴は、
キレイに修復してあります。
職人技の仕事です。
感謝、感謝です♪
ネットが張れたら、針金とネットを麻ひもで結びます。
この結び方は、舞岡式。
2回巻いてから片結びをすると、ネットをはずす2ヶ月先も、
スルスルッと解けて、らくちんなのです。
田んぼの中心あたりにネットが弛まないように、
針金を持ち上げるようにして竹を立てます。
ネットが弛んでいると、
かしこいスズメたちは集団で、ネットにのり
重さで弛んだ先から、お米を食べてしまいます。
しかし、立てた竹が高すぎるもの厳禁です。
ネットの高低差がつきすぎると、
カブトムシが飛行中にネットにひっかかってしまいます。
ネットかけひとつ。いろんな心配りがあるのです。
地面におりたネットは、
セイタカアワダチソウの茎で止めます。
外来種のセイタカも、
このときばかりは、
大活躍します。
ネットが張れました!
人もスズメも愉しみな
実りの季節を迎えます。