Rice field community
お米を食べると「元氣」になる!
田んぼコミュニティ 「ゆいまーる」
田植えから稲刈り、お餅つきまで...田んぼの四季を体感しませんか?
ニッポン人の主食「米」。どんな物語と経て、私たちの食卓にあるのでしょう。
稲を育てながら、「いのちを いただきます」を思って...
田んぼは、人が創りだす湿地です。
湿地は、たくさんの生きものが棲みやすい場所。
田んぼは、いのちを育む場所なのです。
昔ながらの機械を使わない、農薬を使わない田んぼの作業は、人の手が必要です。
昔の人たちは、それぞれの農作業をみんなで手伝い合う「結い」の精神がありました。
沖縄の方言で「ゆいまーる」といいます。
“その人それぞれが、自分にできることをすればいい。たおやかに、あるがままに…”
「ゆいまーる」という言葉のなかに、そんな想いを抱いています。
今、この日本で、地球で、様々な問題が起こっています。
例えば、大量生産、大量消費。便利で豊かな暮らしといわれる現代社会。
例えば、森林伐採、地球温暖化、飢餓、戦争…
その問題を、自分と環境(人や自然)を、「関係ナイヨ」と切り離さないということ。
自分が大切にされること、自分のまわりを大切にすることから、始まるのだと感じます。
例えば、田んぼに生きる生きものを深く知ったら、水の大切さを考えるでしょう。
それは、自分の暮らしが自然に繋がっているという実感から。
例えば、田んぼでいろいろな人との出逢いをしたら、
自分と他者という存在に、思いを巡らせることにもなるでしょう。
それは、しょうがいのある人・ない人と、分ける必要のない社会を思うきっかけに
なるかもしれません。
自分が大切にできることを軸に、その想いをいろいろにシフトさせていけたなら、
今ある暮らしが、またひとつ、またひとつ
そこから広がる世界にも、「ほんとうのしあわせ」がふえてゆく気がするのです。
そんな希望を、こころのなかに…「ゆいまーる」 始めませんか?
2007年2月