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キクモのじゅうたん


7月の田の草とり
多く生えると稲の成長に影響の出るコナギをとりました。
そのとき、キクモが一部の場所にみられたのですが、
小さな花が咲くのもかわいいので抜かずに、そのままにしておきました。

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7月頃のキクモはこんなかんじ→

水の中のキクモの葉は
ふわふわとやわらかい葉です。

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田んぼの水を落とした9月頃から、
キクモの群落が広がりはじめました。

稲のまわりを覆うように成長しています

稲の成長に影響してしまう??
と心配になる程のひろがりっぷりです。


若干、キクモが繁茂したところは稲穂が少ないかもかも?と
気にしているからそう感じるのかわかりません、という程度でした。
(稲の葉の色が変わるなどの変化はみられませんでした)


d0112350_0214273.jpg10月
キクモの小さなピンクの花が満開です。

さて、キクモの葉をよくみると、
水の中の葉と、
水の上の葉の形が
ずいぶん違うことに気づきます。

水上の葉は、かたいです。


キクモ(菊藻)は、ゴマノハグサ科の多年草。
日本の在来種で、金魚藻ともよばれる。
水槽の水草でもポピュラーな草。別名アンブリア。

人里に馴染みの深い、環境が良い田んぼにみられる草本で、
田んぼが少なくなっている現在、その現状もきびしくなっているようです。

葉には、沈水形の葉と陸生形の葉があり、
水があるないの状況で葉の形状が変わるという特徴があります。
沈水形では花は開かず(閉鎖花)、陸生形のときにピンクの花が咲きます。

キクモで覆われた稲は、キクモの上にのり(ゴメンね)、稲刈りしました。
田んぼの泥に足が埋まることなく刈れました。
キクモはかなり丈夫です。
葉は独特の匂いがするので、キクモの上での稲刈り中には、
キクモの香りが漂いました。
かたい葉で、ギザギザしているので、足にふれるとカユカユです。


d0112350_1102782.jpg稲刈りで田んぼを追われた
カマキリたちが、キクモに逃げ込んで、
キクモと同系色のカマキリたちが、
突然足元に現れるので、どっきり。

カマキリにとっては、
稲が刈られしまい、場所を移動する時の
翅休めになってよかったかも。
突然、泥の上を歩くのは大変だものね。


d0112350_0482143.jpg稲刈り後の田んぼの様子。
緑にみえるのがキクモです。

水を落とした田んぼでは、
コナギなどの強い草の生育が
抑えられるので、
キクモが繁殖するのには、いい条件。

キクモが生えると
コナギ対策にもいいのかも?


(一般的には)
水田にある草は稲以外は雑草。農薬散布の対象にもなるようですが、
(※舞岡公園では農薬散布はもちろんしません)
ゆいまーるでは、多くの生きものと一緒にいられる田んぼでいたいです。

今年は草とりの時に抜かないでみての、その後の繁茂ぶりにびっくりしたりと、
キクモを気にして、いろいろ知ることができました。
キクモのじゅうたんもなかなかいいのでは♪と思うのでした。
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by yuima-ru_tanbo | 2010-10-16 15:37 | 「ゆいまーる」の生きものたち