稲刈りをしていると、
網を追われたジョロウグモと、田んぼにいたカマキリたちが、
あわてているのを目にします。
子どもたちの、ヤゴをみつけたという知らせで、
あとでみようとヤゴをバケツにいれておいてもらいました。
稲刈りをおえて、さてみてみようとすると...
この惨劇が!
"カマキリ、ヤゴを食らう"
惨劇!といっても、それはそのまま自然の姿でもあるのですが、
同じバケツにカマキリも入れていたからです。
すでにヤゴの頭部はなく、しっかり前足でヤゴをつかまえているオオカマキリの姿。
実際に、田んぼの水の中(泥の中)にいるヤゴをカマキリがハントしているのかは
みたことがないのでわかりませんが、
さすが、
「肉食です。ワタクシ」という貫禄のお姿。
ヤゴにはわるいことをしました。自然にヒトが手を出したひとつの結果です。
いのちといのち。食う食われるの関係。
クモの網に、トンボはかかって食べられてしまうかもしれない。
クモの子どもを、カマキリが食べるかもしれない。
そんなふうに考えると、
このカマキリもたくさんのいのちをもらって生きているいのち。
このヤゴの分も生きてね、と思う。
ヒトもおんなじ。
食べなくては生きてはいけぬ、たくさんのいのちをもらって生きてるいのち。
こちらは、
田んぼにあった竹に産みつけられた
コカマキリの卵のう。
春になるとたくさんの幼虫、
いのちが産まれてきます。