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ゆいまーる

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横須賀市の水の道

追記

「暫定」基準値について

どのように決められたのか。

厚労省
「当分の間、※別添の原子力安全委員会により示された指標値を暫定規制値とし、
これを上回る食品については、食品衛生法第6条第2号に当たるものとして
食用に供されることがないよう販売その他について十分処置されたい。」
だそうです。
別添のPDF


思わず、「原子力安全委員会」のところに下線を引いてしまいました...が、
原子力安全委員会は、その委員長が、震災翌日に管首相と被災地の視察に赴いた際、
「原発は、爆発しない。大丈夫」という内容を助言し、先日問題になった機関です。

原子力安全・保安院は、原子力行政を推進する機関(経産省)。
原子力安全委員会は、原子力行政を規制する機関。
原子力安全委員会は、内閣府の機関だけれども、中立的な立場という位置づけです。

この2つの機関が相互に機能することで、
原子力についての安全が図られるようになっています。
各国も同じように相互の機関を設けているとのことですが、
日本のそれがうまく機能しているかどうかはわかりません。。

それにしても、暫定基準値が
原子力安全委員会が出した数値によるものとわかり、
そうだったのか...という気持ちになりました。。

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22:30追記

世界の水道水の放射線基準値と日本の暫定基準値

昨日(3月23日)、都内の水道水に、
乳児向けの飲用基準の約2倍に当たる
210ベクレルの放射性ヨウ素131を検出したわけですが、
その「基準」についてのことです。

ちなみに、検出した浄水場の
過去20年間の測定値は、0.0〜0.5ベクレルだそうです。

そもそも日本には、放射線(放射能)に対する飲料水基準は無く、
(検査しても不検知だったわけで基準値を設ける必要もなかった)
WHO(世界保健機関)の飲料水中の放射性核種のガイダンスレベルで
示されている基準値に準ずるかたちでした。

しかし、3月17日(一週間もない前のこと)、
日本(厚労省)は、放射能汚染された食品の取り扱いについて、ということで
暫定基準値を出しました。
その基準値は、WHOで示されている基準を大幅に引き上げている値です。

水道水についていえば、
日本の暫定基準値は、
ヨウ素131は、乳児に対しては100ベクレル。それ以外は300ベクレル。
セシウム137は、200ベクレル(Bq/L)

対して、世界の水道水の放射線基準値をみてみると、
WHOの基準/1ベクレル(Bq/L)
ドイツガス水道協会/0.5ベクレル(Bq/L)
アメリカの法令基準/0.111ベクレル(Bq/L)

ヨウ素 I-131(放射性ヨウ素)のWHO基準値は、10ベクレル(Bq/L)。
セシウムCs-137は、10ベクレル(Bq/L )

※日本水道協会発行の「WHO飲料水水質ガイドライン」にある値だそうです。
その部分がのっているところを私自身は確認できていない情報です。


なぜ、基準値を、WHOの基準値から、
20倍(セシウム)、30倍(放射性ヨウ素)にする必要があるのでしょう。

にわかに信じがたい出来事でもあります。
マスコミの報道では、
基準値を引き上げたことは、あまり報道されていません。
そして、やっぱり
「ただちに健康に影響する値ではない」と言っています。
23日に、都内で計測された値は210ベクレル(ヨウ素131)。
3月17日までの基準値(乳児に限らない)からすると、21倍。

ですが今、大人でいえば、
「基準値より下回っているので、ただちに健康に影響する値ではない」
ことになります。

これは、いったいどうしてなのか。
日本は世界で一番高い値が基準値の国になりました。。

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震災直後から原発について多くを発信している武田邦彦教授(中部大学)。
けっこう過激な発言もある方なので(特に環境問題については)、
アップは控えていましたが、出します。的を得ている指摘も多いと感じます。

武田教授出演。関東エリアでは放送できないであろうタブーにふれています。
国、原子力安全・保安院等の体質について話されています。
関西エリアTV「増刊!たかじんのそこまで言って委員会」(3月19日放送)

今回の原発事故についての武田教授の見解。
専門家ではなく"家庭のお父さん"としての発信。事故後から端的に語られています。
(家庭のお父さんの語り口と言っていますが、上記の映像のなかにもあるとおり、
原子力施設所長の経歴があり、第一種放射線取扱主任者の資格を所持されています)
武田邦彦ブログ

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19:00〜
原子力資料情報室 Live

18:00記

現在の横須賀モニタリングポスト(原子力艦、国)は、51〜120nGy/h
(県)は、70〜160nGy/h
上記の見方は、各観測ポイントの値で最低値ポイント〜最高値ポイントです。
若干下がった傾向ですが、雨が止んだからでしょうか。
通常値とは、ひらきがある状況に変わりはありません。
いえるのは、放射性物質は福島第一原発の影響を受け、
継続した値になっている(漏れ続けている)ということだと思います。


横須賀市の水道について調べてみました。
横須賀市は、水道の放射線物質の検査結果のお知らせをしています。
水道水中の放射性物質検査結果(横須賀市上下水道局)
横須賀市の水道は、複数の系統から水道が送られているが、
走水系統を除くすべての水道水は逸見総合管理センターに集まってくるのだそうです
逸見総合管理センターでの検査結果は、毎日12時を目途に更新するそうです。

今日(3月24日)の検査結果は、
ヨウ素131/41.8 ベクレル/kg (セシウム134,セシウム137は不検出)

3月23日16時の検査が横須賀市での放射性物質の初検出になります。
この値が日々どう変化するのか、見守りたいと思います。

雨が降って、21日から降った雨。
山に降った雨が川となり、大きな水源のない横須賀市は、
相模川や酒匂川など6つの水源系統から水をひいているそうです。
水の旅は川から様々な水道管を通り、調整池を経由し、
2日で、水道口へと辿りつくということなのかな。勉強になりました。
横須賀市の6つの水源系統
by yuima-ru_tanbo | 2011-03-24 18:03 | 「ゆいまーる」からのお知らせ