朝、田んぼのなかに作った水路の盛土に、
足跡がついていました。
なんの動物の足跡でしょう?
どうやらアライグマのようです。
田んぼで見たことのない大きさ、姿の
カエルが顔を出しています。
(びっくりした!!)
何ガエル?
ウシガエルのようです。
アライグマ、ウシガエル。
ともに、外来生物法で、「特定外来生物」に指定されている生きものです。
公園では、池などで見かけるのですが、
両方、ゆいまる田にも訪問されていることにおどろきでした。
アライグマはペットを放してしまったことから。
ウシガエルは、食用として。
もとはといえば、人が持ち込んだ生きものたちです。
(ちなみに同じく外来種のアメリカザリガニは、ウシガエルのエサとして持ち込まれ、
そこから逃げ出した個体が繁殖した)
動植物採取禁止の舞岡公園にとって、
人によって持ち込まれてしまったもの、そして、その繁殖力に対して、
生態系保全への対策は、
アライグマ、ウシガエルだけに限らず、色々に大きな問題になっています。
生きものたちも懸命に生きている。
生きもの自身に罪はないのにね。
人の行いが生態系に大きく関わっていることを、
きちんと一人一人が考えなければならない時代となっていることを
足元に感じる出来事です。
※「外来生物法」
平成16年6月、
日本在来の生物を捕食したり、これらと競合したりして、生態系を損ねたり、
人の生命・身体、農林水産業に被害を与えたりする、
あるいはそうするおそれのある外来生物による被害を防止するために、
それらを「特定外来生物」等として指定し、その飼養、栽培、保管、運搬、輸入等について
規制を行うとともに、必要に応じて国や自治体が野外等の外来生物の防除を行うことを
定める法律。通称「外来生物法」が施行されました。
アライグマについて
「生きとし生けるものの場処」土の会white 2005.8
ウシガエルについて
「生きとし生けるものの場処 その2」土の会white 2005.9